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  • 2018/01/13
  • AnimeandManga illustrated編集部

バーチャルパワープラント構築実証事業におけるEVスイッチを活用した電気自動車の充電遠隔制御実験の本格開始について

関西電力の事業所への導入イメージ
関西電力、住友電気工業および日産自動車は、バーチャルパワープラント(以下、VPP)構築実証事業において、電気自動車の充電遠隔制御実験を、11日より本格開始した。

VPPとは、電力系統に点在する顧客の機器をIoT化して一括制御することにより、顧客設備から捻出できる需給調整力を有効活用し、あたかも一つの発電所(仮想発電所)のように機能させる仕組みのこと。経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「平成29年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金」を活用し実証事業が行われている。

VPP構築実証事業である「関西VPPプロジェクト(関西電力を中心とするVPP実証コンソーシアム)」では、EVおよびプラグインハイブリッド車(以下、PHV)をエネルギーリソースとして活用した取組みを行っている。このたび、関西電力の事業所や一般家庭にあるEV/PHV60台に対して、新たに開発したEVスイッチを導入し、充電を遠隔制御する。全国で初めての取組みだ。

本実験のイメージ

EVスイッチとは、関西電力および住友電工が開発したEVおよびPHVの充電を制御する機器で、多様な車両に対応しているもの。具体的には、関西電力のVPPサーバ(取引先から電力調整依頼を受け、調整を行うサーバ)と住友電工のEVサーバ(VPPサーバから指令を受け、EVおよびPHVの充電を制御するサーバ)が、日産自動車のテレマティクスサーバ(EVから車両情報を取得するサーバ)と連携することで得られるEVの車両情報を基に、充電による電力調整可能量を把握するとともに、EVスイッチによって日産自動車製EVの充電を遠隔制御する。また、ユーザーに対してEV使用の参加・不参加を確認するためにスマートフォンアプリを活用することで、実運用を想定した実験を行う。実証期間は平成30年1月11日~平成30年2月28日まで(予定)。

なお、今回得られた結果から、EVの利用方法や制御データ等を分析し、VPPのエネルギーリソースとしての評価を実施する。

本実験は、電力会社である関西電力、自動車関連機器メーカーである住友電工、自動車メーカーである日産自動車の3社が協力し、VPPシステムとEVの車両情報を連携することで、それらの技術的知見を蓄積するもの。今後のEV普及による運輸部門の低炭素化と電力の安定供給を目指す。本取組みを通じて、3社は、エネルギーを効率的に活用する社会の実現に貢献していく。

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