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  • 2017/12/28
  • AnimeandManga illustrated編集部

VW(フォルクスワーゲン)のAI研究者たちに聞く:“自分で考えられるキカイは存在するのか”

自力で考えられる機械は映画の世界だけのもの

コンピュータやロボットは自分で考えることができるのか?‘意識‘を有することはできるのだろうか?フォルクスワーゲングループのITデータラボではたらく専門家たちはしばしばこのようなな質問をされるという。

このデータラボでは世界中から集められたスペシャリストたちが日々人工知能・機械学習などの研究を進めている。ゆくゆくはフォルクスワーゲン内のさまざまな部署でこの最先端技術を応用したいとのことだ。ただ、彼らは言う:“自分で考える機械はハリウッド映画の中だけの世界だ”と。

「自力で考えられる機械は映画の世界だけのものだ。我々の研究内容とはまったく異なる」
とITデータラボのAI研究の主任Patrick van der Smagt博士は言う。

「我々はさまざまな入力を得て一定のパターンを検知し、適切な対応や出力を出すアルゴリズムを開発しているのだ」
カギとなるのは機械学習だ。しかしPatrick van der Smagt氏の研究はさらにその先を進み、ディープニューラルネットワークをベースとしているとのことだ。通常の機械学習などでは一定の情報が入力されることでそこから規則性などを予測する。同氏の開発しているものは確率論を取り入れたもので、常にその状況で最も可能性が高いものを選択する様なアルゴリズムとのことだ。
van der Smagt博士はフォルクスワーゲンに入る前はミュンヘン工科大学で研究していた。映画などでまるで人間の頭脳のように考えたりするコンピュータなどが出てくることについて、
「このような機械学習プログラムやAIなどに“人間性”を求めてしまいがちになってしまう。実際は単に得られた膨大なデータを処理しているだけだ。それ以上でもそれ以下でもない」
と、同氏は淡々とコメントした。

ITデータラボはこれらのシステムを物流や生産ラインなどに応用することで効率アップできるのではないかと考えている。生産ラインで稼働するロボットは自主学習することで自らの整備サイクルを把握し、メンテナンスが必要になれば自動的に知らせるようになる。マーケティング部門では複雑な経済状況を把握し、適切なマーケットプランニングを提唱できるようになる。またサイバー攻撃への最適な防御システムや、ネットワーク化された交通整備システムなどの応用にも期待がかかる。
フォルクスワーゲングループのITデータラボではさまざな分野の研究センターや大学などとの連携を進めている。同ラボの運営責任者Barbara Sichler氏によるとITデータラボで研究している者の多くは大学などでも教鞭をとっているという。また、最近はこの分野で開発を進めている世界中のベンチャー企業と特に連携を強化しており、オーストラリアやイギリス、オーストリアなどのベンチャー企業とすでに共同研究を進めているとのことだ。

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