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  • 2017/08/02
  • AnimeandManga illustrated編集部

第5回Altair Enlighten Awardを、 トヨタ、FCA、フォーレシア、AP&T社が受賞

自動車軽量化イノベーションを称える第5回Altair Enlighten Award受賞企業発表

CFRP製のプリウスPHVのリヤゲートがモジュール賞を受賞
 Altairと米国自動車研究センター(CAR=Center for Automotive Research)は、自動車軽量化イノベーションの推進と表彰を目的とした第5回Altair Enlighten Awardの受賞企業を発表した。
Lexus LCのサイドドアおよびラゲッジドアにCFRPを使用している。

Altair Enlighten Awardは、自動車軽量化の革新的な技術に対する表彰と技術革新の促進を目的とした賞で、今年度で5回目を迎えた。前年2016年は、キャデラックCT6が全カテゴリーで軽量化(Enlighten Award)を受賞。コンチテック(ContiTech社)のメルセデスSクラス用ポリアミド製クロスメンバーがモジュール賞を受賞している。

2017年の完成車部門賞は、前モデルから113kgもの軽量化を達成した2017 Chrysler Pacificaが受賞。
モジュール部門賞は、2017 Prius Prime(日本名:プリウスPHV)およびLexus LC500に搭載されたトヨタのCFRP製密閉パネルと、2017 Chevrolet Silveradoの排気システムに搭載されたFaurecia社のアダプティブバルブが受賞した。
軽量化実現技術部門賞は、金属成形を専門とするスウェーデンのAP&T社が開発した高強度アルミニウム成形技術が受賞した。この技術は、ヨーロッパの複数の高級スポーツカーに使用されている。各賞とも、7月31日、ミシガン州トラバース市で開催された2017年度CAR Management Briefing Seminars(MBS)にて授与された。

Altairについて
1985年に設立されたAltair社は、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発とさまざまな分野への適応に注力している。 2600人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、23ヵ国に67以上のオフィスを構えている。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及ぶ。

CARについて
CAR(自動車研究センター=Center for Automotive Research)は、ミシガン州アナーバー市に拠点を置く非営利団体。同センターでは、世界の自動車業界が向かう未来にまつわる重要なテーマに関連した研究を行なうとともに、自動車関連業界にとって有益、かつ業界の連携を促進するフォーラムの企画運営を手がけている。

審査委員長でCARの社長兼CEO、およびCARのCoalition for Automotive Lightweighting Materials(自動車軽量化素材連合)の取締役でもあるJay Baron博士は、
「本賞は今年で5年目を迎え、ますます国際色豊かなエントリーが集まりました。現代の自動車メーカーが抱える軽量化という世界共通の課題に対して、さまざまなイノベーションが提示され、その多様さには目を見張るばかりです。FCA、トヨタ、フォーレシア、AP&T社をはじめ、2017年のすべての最終候補企業が、軽量化、燃費向上、CO2排出量削減に貢献しています。Enlighten Awardは、こうした功績にスポットライトを当て、表彰する素晴らしい方法です」
と述べた。

Chrysler Pacifica
高張力鋼に加え、TP鋼とホットスタンプ品を大量に使用することで、軽量化しながら衝突安全性も向上した。

FCA社のチームは、2017 Chrysler Pacificaの設計を一から見直すことで、軽量化と同時に、安全性、NVH性能、車内空間、快適性の向上を達成した。76kgの軽量化に成功したボディは、高張力鋼に加え、TP鋼とホットスタンプ品を大量に使用することで、軽量化しながら衝突安全性も向上した。リヤスライドドア、リフトゲート、インストルメントパネルビームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを使用した一方で、フロントエンドモジュールには鋼・プラスチックオーバーモールド品を使用し、部品数削減と剛性向上を実現した。トポロジー最適化スタディなどのシミュレーション手法を、車両開発工程を通して利用することで、材料効率の良い設計が完成した。 

FCA North America社のHead of Product Developmentを務めるPhil Jansen氏は、
「2017 Chrysler Pacificaは、急速に変化する事業環境に対する、我々のエンジニアの答えです。顧客からは、効率化を求める声がますます高まっています。もちろん、機能性を犠牲にすることはできません。質量削減によって実現したPacificaの広々としたパッケージにより、そうした期待を上回ることができます」
と述べている。

モジュール賞はトヨタとフォーレシアが受賞

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