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  • 2017/07/18
  • 遠藤正賢

【人テク2017名古屋】ダイハツ工業・ミライース用軽量樹脂外板/低反射シボ模様

樹脂への材料置換のみならず剛性解析を用いた薄肉化により軽量化を追求

自動車技術会主催の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017名古屋」が6月28~39日の3日間、ポートメッセなごや(愛知県名古屋市)で開催された。

前回を上回る320社・659小間が出展し、39,810人が来場したブースおよび企画展示コーナーから、5月24~26日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」では見られなかった、紹介できなかった新技術や匠の技を中心にピックアップする。
新型ミライースの樹脂製バックドア。アウターパネルはPP(ポリプロピレン)、インナーパネルはGFRPP(ガラス繊維入りポリプロピレン)

あらゆる自動車メーカーの中で樹脂外板を最も積極的に採用しているといっても過言ではないダイハツ工業。最も安価なモデルであるミライースも例外ではなく、バックドアやフロントフェンダー、フューエルリッドなどが樹脂化されている。

右側が新型、左側が先代ミライースの前後バンパー。フロントは先代の3,064gに対し新型は2,275g、リヤは1,770gに対し1,550gにまで軽量化された

今回はさらに、樹脂を用いるのがすでに一般的な前後バンパーも軽量化。成形時の樹脂注入口を4点から6点に増やして樹脂の流れを均一化したほか、剛性解析を用いて薄くできる個所を特定することで、軽量化しつつ先代と同等以上の品質と剛性を確保している。

右が先代、左が新型ミライースのインパネシボ。凹凸が細かいため光の反射が少なく、見栄え品質も向上していることがうかがえる

また、インパネのシボがフロントガラスへ映り込むことで前方視界を悪化させていたことへの対策として、輝度計を用いてガラスへの映り込みの煩わしさを定量的に評価する技術を確立。輝度差の判定しきい値を設定して全車種の全シボを評価し、ガラスに向かう反射光が多く、輝度の高低差が大きくなると煩わしく感じることを突き止めている。

その結果を踏まえ、新型ミライースのインパネ表面に細かい凹凸のあるシボを採用。反射光を様々な方向に分散することで、輝度差を抑え煩わしさを低減しつつ、ツヤ(グロス値)を下げて見栄え品質を向上させたことを、実際の部品を用いて紹介していた。

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