テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • 2017/05/13
  • 遠藤正賢

「より深みがあり工程もシンプルなボディカラー」を、易分散性ナノ顔料が実現する!?

BASFおよびランダ社、ナノ顔料技術の提供に関する業務提携を締結

従来の顔料(左)と、ランダ社の技術を用いた易分散性顔料(右)との比較。顔料が撹拌に応じて水全体に素早く均等に行き渡っているのが分かる
ドイツの化学品メーカー・BASF(ビーエーエスエフ)およびランダ社は4月4日、ドイツ・ニュルンベルクで開催されていたヨーロピアンコーティングショー(ECS)の場で、両社が戦略的長期提携を結んだことを発表した。

ランダ社はこの業務提携により、元来印刷業界向けに開発した、粒子径が細かく粒度分布がシャープな特性を持つナノ顔料技術をBASFに提供することになる。

これによりBASFは、易分散性を実現した透明性の極めて高い顔料を自動車用塗料市場に投入。高彩度かつ薄膜の塗装を可能にして、塗装工程を大幅に簡略化しつつ、従来にないレベルで深みのあるボディカラーを実現する。

BASF顔料担当シニアバイスプレジデントを務めるアレキサンダー・ハウンシルド氏は「今回の事業提携を受け、ニーズが高度化した市場に新たな技術をもたらすことで、当社の顧客が抱えるビジネスをより差別化できる」と、業務提携のメリットを説明した。

ランダグループのベニー・ランダ会長は「私たちの技術と専門知識を組み合わせることで、自動車塗料市場に素晴らしい新製品を提供することができるだろう。両社の共同開発によって生じる相乗効果は、市場の常識を覆す潜在性を秘めている」と見解を述べた。

BASF顔料グローバルビジネスマネージメント担当バイスプレジデントのシュテファン・ズッタリン氏は「これは業界初の試みで、何十年もの間、業界における私たちの顧客はこのような革新的製品を探し求めてきた。この技術を用いれば、自動車塗料を対象とした新製品を発表することができる」と展望を示している。

(右より)BASFのアレキサンダー・ハウンシルド氏、ランダグループのベニー・ランダ会長、BASFのシュテファン・ズッタリン氏

自動車業界の最新情報をお届けします!


自動車業界 特選求人情報|AnimeandMangaTechキャリア

自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ


大車林

大車林

基礎原理から最新技術、産業、環境、行政、モータースポーツ、デザインまで、クルマ社会をキーワードで理解する自動車総合情報・専門用語事典『大車林』の検索サービスです。

キーワードを検索
注目のキーワード
ホイールアライメント
車体に対して車輪の取付け方(角度)をいう。ステアリングの操作性や走行性を高める...
トラクション係数
トラクション係数は駆動係数とも呼ばれ、タイヤと接地面の駆動力伝達容量を示して...
アンダーステア
定常円旋回中、車速を上げたとき、旋回半径が大きくなっていく旋回特性をいう。US...

カーライフに関するサービス

ランキング

もっと見る
штори на вікна

www.onlyyou.od.ua/services/massazh/massagclassik/

https://bestseller.reviews