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  • 2018/10/10
  • レブスピード編集部

スズキ・スイフトスポーツで徹底テスト「キャンバーをつけることでコーナリングスピードはアップする?」

ブリッツの「ミラクルキャンバーアジャスター」を用いてラップタイムの変化をチェック

レブスピード11月号の特集は「最新サスペンションテスト&セッティング大研究」。この取材において、スイフトスポーツのキャンバー調整で興味深い結果が出たのでここで紹介しよう。

コーナリングでクルマがロールして横方向に傾くと、外輪側に荷重が多くかかって、タイヤも外側に倒れる。それを見越してネガティブキャンバーをつけておく。とくに外輪の接地面積が確保でき、旋回性能を高められる。

 重心が高いクルマで大きくロールすると、タイヤのショルダーを使ってしまい、接地面積を有効に活かせない。そこで、タイヤをあらかじめ寝かせたアライメントのネガティブキャンバーにするのが定石。では、ZC33Sスイフトスポーツにおいて、キャンバーをつけるのがどれくらい効果的なのか? タイムの変化だけでなく、操縦性のメリット、デメリットの両面もリポートする。

テストはブリッツの協力のもと、デモカーのZC33Sスイフトスポーツにて行った。タイヤはディレッツアZⅢ(F/R 215/40R17)。車高ダウン量はフロント-45mm、リア-44mm。
装着サスはブリッツ ダンパーZZ R Spec DSC。バネレートはF5kg/mm、R3kg/mm。価格は20万8000円(税別)。DSCなしモデルは14万8000円(税別)。
Spec DSCは減衰力を電動で室内から調整できる機構を備える。標準モデルは減衰力は32段階調整だが、その間を細分化する64段階、96段階も切り替えで選べる。

フロントのキャンバーはブラケット側で約1度つけられる。よりキャンバーを付加できて、細かい調整が行えるミラクルキャンバーアジャスターをオプション設定している。

ダンパーZZ Rに別売の「ミラクルキャンバーアジャスター」。このブラケットでネガティブキャンバーを0度から約5度つけられる。

偏芯カム式の構造で、ボルトを回すとキャンバーが連続して変化。固定方法も走行中にズレにくい。

 テスト場所は本庄サーキット。テストドライバーは、高い分析力とセッティング能力を誇るレーシングドライバーの木下みつひろ選手だ。

ブリッツのスタッフによりキャンバー調整が行われる。
初めに、設定できるキャンバー角の中心付近の3.5度で走行する。

キャンバー3.5度のベストタイムは46秒175。フロントタイヤのアウト側の接地面までフルに活用している(車高調との干渉を防ぐため19㎜ホイールスペーサーを併用した)。

 初めは、設定できるキャンバー角の中間付近の3.5度。木下みつひろテスターは「減衰力はフロント5段戻し、リア最強で開始。進入で姿勢がつくりやすく、フロントタイヤの接地感を高めて旋回できた。アンダー傾向なので、これ以上のキャンバーは不要と思ったが、試しに減衰力をフロントも最強にしてみると、もっとコーナーに速く進入できた。引き換えにコーナーの中でのロールが増え、キャンバーが欲しくなった」と、セッティングの方向性を見出した。減衰力が前後最強で、ステアリングの切り込みとフロントの入り方が一致した。ベストタイムは46秒175だった。

お次は最大の5度にセットする。

キャンバー5度でのベストタイムは45秒800と最速をマーク。コーナーでよりタイヤ全面を使っているが……(25mmのホイールスペーサーを併用)。

 そこで、最大の5度。「フロントがどんどん入って、思い通りに曲がる。FFのアタックマシン風の旋回で、タイヤのグリップが明らかに3.5度より使えた。ただ、攻め過ぎるとロールが増えて、内輪の接地も弱まるようだ。何か制御が介入していると、ブレーキペダルが戻されることがあった」。
コーナリングスピードは上がったが、ブレーキング時の接地性は下がる。現代のクルマでは電子制御の介入によるタイムダウンも心配となるところだ。

お次は最小の1度にセット。

1度のベストタイムは46秒957。やはりフロントタイヤの外側に大きく負担が掛かっている(13mm厚のホイールスペーサーを併用)。

 最小の1度では「タイムは落ちたが、ステアリングレスポンスは一番いい。車高が高いZC33Sはキャンバーをつけるイコール、タイムアップする傾向がある。キャンバーが足りないと、アンダーが強くなる」と、まとめてくれた。

 重心が高くロールも大きい傾向にあるスイフトスポーツでは、楽しく走るためにはキャンバーのセッティングも重要。タイムを追求するとキャンバーを大盛りにしたくなるが、ターンイン時に内輪接地が薄れてABS介入が大きくなるのも気になるところ。ただし、今回はタイヤが215幅だったが、さらにサイズアップした場合は気にならなくなるはず(その際は、よりコーナリングスピードが上がり、バネレートもアップしたくなるだろうが……)。

 いずれにしても、キャンバー調整が大きくラップタイムに影響することがわかった。そして操縦性も大きく変わる。愛車のタイヤのショルダーをチェックしながら、必要なキャンバー角を追求していってほしい。この調整を試してみるだけでも、自身のセッティング能力と経験値は大きくアップするはずだ。

■取材協力 ブリッツ TEL0422-60-2277 https://www.blitz.co.jp

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