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軽商用車は一般的に、フロントシート下にエンジンを置き、乗員を車体の極力前方に座らせることで室内空間を最大限まで広げたキャブオーバータイプが主流だ。しかし、18年7月に新登場した「ホンダ・N-VAN」は「N-BOX」と共通のプラットフォームを採用し、エンジンは乗員の前に搭載される。そのため、室内の奥行きは競合車に一歩譲るが、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによって荷室の高さを稼ぐことに成功した。また、後席と助手席を前倒しすれば、オートバイを積めるほどの大空間に早変わりする。助手席側のダブルビッグ大開口による積み込みやすさと合わせて、使いやすさにこだわった1台だ。
対する「ダイハツ・ハイゼット」は1960年の発売から累計生産台数600万台を超えるほど長い歴史と確かな実力を誇る。「ハイゼット カーゴ」は61年に登場した「ハイゼット ライトバン」から始まり、現行型で10代目となる。17年11月のマイナーチェンジで軽商用車として初めて歩行者も認識する衝突回避支援ブレーキが搭載され話題を呼んだ。また、フロントバンパー左右に着脱可能なコーナーピースを設定し、修理費用や交換作業の低減に貢献する。
まずは、全体のサイズ比較から。
ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。
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