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  • 2018/10/01
  • AnimeandManga編集部

【ヤマハ・新型セロー250】3日間・600km走ったなかで、見えてきたこと。

ヤマハ・セローアーカイブス♯4

セロー225オーナーでもある筆者が、環境性能を高めて2018年に復活したばかりの新型セロー250をインプレッション。格段にアップした燃費と、100km /h巡航時の快適さは特筆ものだった。

REPORT●栗栖国安(KURISU Kuniyasu)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
ツーリング時に快適な、ややワイドでゆったりと手を添えられるハンドルポジション。
程よい硬さのシートは長時間の着座でもお尻が痛くならなかった。


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ヤマハ・セロー250……564,840円

 2017年9月に惜しまれつつ生産を終了したセロー250が、1年のときを経て復活した。日本全国のセローファンにとっては朗報だ。しかもだ、見た目はほとんど変わっていないから、従来型ユーザーからしても悔しい思いをしなくてすんだのだから、めでたしめでたしである。……といっても、外観上の相違点がないわけじゃない。テールランプはLED採用のニュータイプになり、それに伴ってリヤフェンダーの角度も変更された。さらに、平成28年排出ガス規制に適合させるため、蒸発したガソリンが外気に放出されないためのキャニスターがダウンフレーム左側に装着された。他にもO2センサーなどが装備されたのだが、これらの変更による性能の違いはほとんどない。いやいや、スペックデータを見る限り、従来の40km/ℓから48.4km/ℓへとさらに低燃費化が進んでいる。ということはつまり、今まで以上にツーリング性がアップしたといえるのだ。ならばということで、新型セロー250でさっそくツーリングしてみることにした。

短距離も長距離も得意なバイプレイヤー

 暑さに耐えながらいつものように混雑する市街地を抜ける。低中速でのパワーフィーリングに大きな違いはなく、相変わらずの扱いやすさだ。車重も3kgほど重たくなっているのだが、低速での取り回しも従来と変わらず軽い。常々思っているのだけれど、セロー250は市街地の移動道具としても優れた能力を発揮してくれる。軽快で機敏に走ってくれるから、実にスピーディなのだ。

 高速道路に入ると、あとはひたすらクルージング。スピードは80〜100km/h。振動も少なく余裕で走ることができる。長時間走行してもあまりお尻が痛くならないのもうれしい。改めてツーリング性が高いなと感じた。実は僕は3代前のセロー225のユーザーなのだけれど、100km/hでの巡航は正直いってしんどい。もちろんそれよりもほんの少しだけ高いスピードは出るのだが、100km/hの段階でもうがんばってる感が出まくっている。そんな目一杯の状態で連続高速走行はできない。バイクがかわいそうになってしまうし、心身ともに疲労してしまうからだ。ところがセロー250にはそれがない。しかも新型は満タンでの航続距離がさらに伸びているのだから、長距離移動も屁の河童なのである。
 ワインディングを含めた一般道の走行も快適そのもの。60km/hほどのクルージングがまったく苦にならない。バイクによってはストレスがたまってしまうものもあるけれど、セロー250ならイライラしないで走ることができる。これも疲労を蓄積させない重要な要素になっていると思う。

畦道を走ってみたくなる、ずば抜けた走破性

 ワインディングに入るとつい、頭がスポーツモードに切り替わってしまうのだが、セロー250はそれにもちゃんと応えてくれる。もちろんスーパースポーツをやっつけるような走りをするわけじゃないけれど、軽快なハンドリングとレスポンスが良く低中速トルクのあるエンジンは、道がタイトになるほど高いポテンシャルを発揮する。断言はできないけれど、新型セロー250は中速域でのピックアップが良くなっているように感じた。

 車1台がやっと通れる狭い山道や、畦道を含めて未舗装路も走ったのだが、普段オフロード走行する機会がない僕でも、無茶なことさえしなければ不安なく走破できた。ツーリングではさまざまなシチュエーションに遭遇するので、新型セロー250のオールラウンド性は強い味方になってくれる。

 とまあそんな具合に3日間、合計600kmちょっと走行してみたのだが、セロー250のツーリング性の高さを再認識した次第。そして新型は、そんなツーリング性を一段と高めていたのである。


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