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  • 2018/07/16
  • HYPER REV編集部 廣嶋 健太郎

嗚呼、楽しきかな中古車ライフ 第6回:コイツは時代の20年先を行っていた!! EK10マーチスーパーターボ編(その1)

総額380万円で30数台の中古車を乗り継ぐ男の新連載!「我が中古車人生に一片の悔いナシ!!」

富士スピードウェイで開催されてた走るオートサロン、『パワーツアーズ』でのひとコマで、2001年か2002年のこと。当時OPTION2にいて、サクラダイノシステム協力のもと、『出張パワーチェック大会』なんてのを開催した。その時、オレの吸排気+ECUチューンを施したスーパーターボ1号機もパワーチェック。実測140ps弱だった。
ハイパーレブ/ManiaxCars編集長のケン太郎す。これまで『OPTION』や『R30&R31 Magazine』なんかでも書いてきたけど、運転免許証を取得して30年弱、国産車を中心に、中古車ひとすじ30ン台を乗り継いできた立場から、その楽しさや思うことなんかをツラツラと書いていきたい。

前に住んでたアパートの駐車場にて。ホイールはウェッズTC05、6.5Jオフセット+30のロードスターサイズを、リヤフェンダーのツメを折って収めてた(笑)。後ろにチラッと映るのはカミさん2号機、B12トラッドサニーNISMOだ。

EK10マーチスーパーターボにハマったキッカケは、かつて北九州にあったチューニングショップ『カッパツ』に取材に行き、当時の番頭さんだった小笠さん(今は苅田で『ドライバーズカフェ フォレスト』を経営)が乗る峠仕様に試乗したことだ。

ペタペタに落とされた車高に前14インチ、後13インチのRSワタナベを履き、バキバキに効くNISMO機械式LSDを装着。

室内も運転席がフルバケに交換され、6点式ロールケージが組まれたスパルタンな仕様で、コイツの走りにとにかくヤラレた。

カタログ値わずか770kgの車重に、4000rpmまでをルーツ式スーパーチャージャーが、それ以上の回転域を日立製HT10ターボチャージャーが受け持つMA09ERT型エンジンの組み合わせは痛快のひとこと。

しかも、アクセルオンと同時に差動制限が働き、それと同時にノンパワステのステアリングを通じて強大なトルクステアが襲ってくる。それを腕力でねじ伏せながらアクセルペダルを踏み込んでいくと、面白いように曲がっていくのだ。

そもそもFRとかFFとか4WDとかにこだわりがなく、乗って面白そうなクルマに興味があったオレは、乗りこなすのが難しそうなだけに、ぜひとも自分のクルマとしてEK10に乗ってみたい! と強く思ったもんだ。

ヤフオクにて4万円で購入した1号機

OPTION編集部に異動した直後、発売されたばかりだったRX-8の最高速テストを行うべく、アケボノブレーキの高速周回路に出向いた時に撮影した1枚。ホイールは後輩からもらったスプリントハートで、見ての通りオフセットもかなり控えめなサイズだった。左フォグランプを外してるのはラジエターにより多くの風を当てるため。EK10では定番モディファイだ。

「EK10を手に入れる!」と決心したオレは、早速ヤフオクを物色。

この頃は、下は3万円から上は10万円くらいで、常にEK10が10台弱は出品されてるという今では考えられない状況だった。

その中からオレが選んだのは、八王子で出品されてた1台。走行たしか15万kmくらい、車検半年付き、価格4万円だった。

が、オレはここでひとつ大きなミスをする。「足代わりに乗るんだからまぁいいだろ」という理由で、AT車を選んでしまったのだ。

で、買う気マンマンで4万円を握りしめて八王子まで出向き、試乗させてもらったところで、さらに衝撃の事実を知ることになる。

八王子バイパスあたりで試乗しながら、いつになっても4速にシフトアップしないんで、「おかしいな…」と思いながらODボタンを探してみたんだけど、どこにも見当たらない。

そりゃそうだ、だって3速ATだったんだから(笑)。

ぶっちゃけ購入しようかどうか悩んだけど、すでにR31を手放して1日でも早く足グルマがほしかったオレは、そのEK10を買うことにした。

ま、3速ATがイヤだったら5速MTに載せ換えりゃイイやとも思ってたし。

こうしてオレは晴れてEK10オーナーになったのだ!

1ヵ月後、早くも5速MTへの換装を実行する!

EK10がやってきてから毎日、自宅からお台場まで往復50数kmの通勤に使い始めたんだけど、すぐに3速ATのダメなところが見えてきた。

まず出だしがタルイ。信号待ちからの発進で、ガンバってアクセルを踏み込んでも隣の東京無線タクシーに楽勝で先行される始末…。

さらに、高速道路では100km/h巡航でエンジン回転数が4000rpmにも達し、飛ばせないどころか燃費も悪い(平均7~8km/ℓだったと記憶)など、とにかくストレス溜まりまくりな日々を送らざるを得ない状況だったのだ。

「こんなのもうヤダ! 5速MTに載せ換える」

と、相談に足を運んだのは、それまで取材で何度か世話になっていた浦和の『マルホランド』。

社長の倉本さんに「AT⇒MT換装したいんスけど…」と話をすると、「だったら自走できる部品取り車を1台買ってくるのが確実だし、結局は安上がりになるよ」とのことだった。

当時、まだ日産から5速MT本体は供給されてたけど、クラッチペダルやシフトワイヤーを始め、5速MT換装に必要なショートパーツがすべて新品で揃うかどうかがアヤシく、もし欠品があったとしたら作業を進められない。

それから、新品でパーツを揃えるとなると20万円近くかかってしまうから、金銭的な負担も大きくなる。

幸い、ヤフオクをのぞけば車検切れEK10も数万円で出てたから、そのうちの1台を購入することにした。

オレが狙いを定めたのは群馬は藤岡から出品されてた1台。東京から近く、引き取りに行きやすい場所だったからだ。

走行距離は覚えてないけど、仮ナンバーを持ってボディ色が珍しいアクティブグリーン(レイトンブルーに緑を混ぜたような色)の2号機を引き上げ、そのままマルホランドに持ち込んだ。

この2号機にはHKSターボタイマーとかメーカー不明のフルバケとかあれこれパーツも付いていたんで、MT換装に必要なパーツをはぎ取る以外にも、スペアとして使えそうなパーツをごっそり取っておいた。

AT⇒MT換装に要した日数は2日間。オレも足を運んで作業を手伝うことで、工賃も安くしてもらった。倉本さん、ありがとう!

こうして1号機は晴れて5速MT仕様へと生まれ変わり、MA09ERT本来のパフォーマンスを楽しめるようになったのだ。

この時に得た教訓。

MTとATが用意されてる車種を買おうとした時、MTを避けるよほどの理由がない限り、ATを選んじゃダメってことだ(笑)。

ま、クルマ好きなら「そんなのわかってるよ!」って話だろうけど。

改造車検は自らの手で

それからほどなく車検を迎えることになるんだけど、AT⇒MT換装してるってことは改造車検を受けなければならない。

業者に頼もうかと思ったけど、どうせ20万円とか言われるのは目に見えてたから、せっかくの機会だし自分でチャレンジしてみることにした。

管轄の練馬陸事に相談に行ったら、書式自由の改造申請依頼書と、交換した部品のリストが必要と言われた。純正品を使っている場合、リストは整備解説書やパーツリストで該当するパーツが掲載されてるページをコピーして持ってきてもらえればOKという話。また、純正パーツ流用の場合は強度検討書などは不要…と、陸事の担当者に親切にアドバイスしてもらった。

な~んだ、改造車検って簡単じゃん(笑)。

改造申請依頼書をつくり、EK10仲間から整備解説書とパーツリストを借りてコピーを取り、それを手に再び練馬陸事にGO。

窓口に提出する申請書類がちょっと違い、ラインでは車重計測という項目が追加されてたけど、あとの流れは継続車検とまったく同じ。つまり、かかるお金も継続車検とほぼ変わらないわけで、申請書類代が10円だか20円だか高いだけだった。ありがちなAT⇒MT換装だったってこともあるけど、「改造車検ってラクショーじゃん!」と思った記憶がある。

こうして、実にあっけなく車検証の車両型式欄に『改』の文字が追加されたのだ。しかも、自分で改造車検を通したんだから、うれしさも大きかった。

そんなEK10改に乗って、購入のきっかけをつくってくれた(!?)九州はカッパツに自走で取材に行く機会が訪れた。

カメラマンと2人、撮影機材を満載して10数時間をかけて店に到着すると、番頭の小笠さんから「本当に買っちゃったんだ(笑)」とあきれられたんだけど、「どうせ乗るなら楽しい方がいいでしょ?」ってことでカッパツチューンが施されることになったのだ。

ここからがまた長いんで、以下、来週に続く!

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