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  • 2018/02/22
  • AnimeandManga編集部 山田 俊輔

【新型クロスカブ試乗】じっくり眺めて、乗ってみた/8月20日更新

新車試乗から最新カスタムまでクロスカブ 情報を完全網羅

発売日が正式決定した新型クロスカブ、その特徴は……

 2月5日、ホンダから正式にリリースが発表された。
 発売日は2月23日、ちなみにこの日は「ふろしきの日」(つ(2)つ(2)み(3)<包み>の語呂合せ)である。

 特筆点は110ccモデルだけではなく、50ccモデルも新たにラインナップに加わったということ。その50ccモデルのホイールは17インチではなく、14インチに小径化されていたということ。この2つがニュースであろう。
それ以外は、東京モーターショー2017出展時と大きな違いはなさそうだ。

 価格はクロスカブ50が291,600円。クロスカブ110 は334,800円。旧型モデルと比べると48,600円ほど値上がりした形だが、生産拠点を中国から日本の熊本工場に移管し品質と耐久性が高まったことを考えると妥当な価格と言えるだろう。

カタログから読み解く、新型/旧型クロスカブの違い

 今回試乗の機会を得たのは、「クロスカブ110」。現行スーパーカブ110と同じ新型の空冷4ストローク単気筒109ccのエンジンを搭載し、走りのパフォーマンスにも期待できる。

 カタログ値を見比べると最高出力は8.0ps/7500rpm、最大トルクは0.87kgm/5500rpmと変わりはないが、定地テストでの燃費値は旧型クロスカブが62.5km/Lなのに対して新型クロスカブは61.0km/Lと低い。旧型は一人乗りでの計測だが、新型は二人乗りでの計測結果なので、同条件ならば新型の方が優っていると思われる。

 旧型クロスカブの車体寸法は全長1945×全幅815×全高1150mm、一方の新型は全長1935×全幅795×全高1090mmと少し小ぶりになったが、車両重量は105kg→106kgと微増。シート高は新旧変わらず784mm。

 跨ってみる。数値上ではスリムなはずの車格だが、旧型との違いは体感するほどではないようだ。
アクセルを開けて走り出す。エンジンノイズは旧型クロスカブよりも控えめな印象でシフトチェンジ時のショックも滑らか。これらは新型スーパーカブ110と同等である。0〜70km/hまでの加速もスーパーカブ110のエンジンらしい滑らかなフィーリングで、ストレスはそれほど感じない。ただし、ヂュアルパーパスでの走破性を意識しているため、カタログ上の減速比は新型クロスカブ110の方がスーパーカブ110よりも若干ショートな設定となっている。

 今回からレッグシールドが取り除かれたことで走行風を全身で浴びるようになり、モーターサイクル感は格段に増した。ただコーナリング中の接地感はそれほど感じられなかったので、やんちゃに走るというよりも「のんびり街を流す」といった用途のほうが適任のようだ。

モーターサイクルジャーナリスト栗栖国安、クロスカブ110を語る。

栗栖国安:1955年、東京生まれ。二輪雑誌業界に足を踏み入れて37年目。専門誌や一般誌を中心に、ニューモデルインプレッションからツーリング紀行まで幅広く活動する。得意分野はツーリングで、国内はもとより海外8カ国のツーリング経験を持つ。身長180cm。

「レッグシールドを取り去った独自のスタイルはオフロード色が強調されていて、いかにもアウトドアが楽しめそうなのが印象的。実際にツーリングしてみると、110cc単気筒エンジンはクルマの流れをリードするほどの実力を発揮し、走行性能に不足はない。アップハンドルと肉厚のシートによってポジションはラクチンだし、乗り心地も良い。オフロード走行を意識してか車高が高めで足着き性はそれほど良いとはいえないが、取りまわし性も良好だ。タイヤは前後ともブロックパターンを装着。そのためダート路にも躊躇なく入り込める。日常の足としてはもちろん、プチ冒険旅を楽しむにはまさにピッタリで、非日常の世界へと誘ってくれる」

■主要諸元■ (カッコ)内はクロスカブ110
・車名・型式:ホンダ・2BH-AA06(ホンダ・2BJ-JA45)
・全長×全幅×全高(mm):1,840×720×1,050(1,935×795×1,090)
・軸距(mm):1,225(1,230)
・最低地上高(mm):131(157)
・シート高(mm):740(784)
・車両重量(kg):100(106)
・乗車定員(人):1(2)
・最小回転半径(m):1.9(2.0)
・エンジン:空冷4ストロークOHC単気筒
・総排気量(cc):49(109)
・内径×行程(mm):37.8×44.0(50.0×55.6)
・圧縮比:10.0(9.0)
・最高出力(kW[PS]/rpm):2.7[3.7]/7,500(5.9[8.0]/7,500)
・最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):3.8[0.39]/5,500(8.5[0.87]/5,500)
・燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
・始動方式:セルフ式(キック式併設)
・点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
・潤滑方式:圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L):4.3
・クラッチ形式:湿式多板ダイヤフラムスプリング式
・変速機形式:常時噛合式4段リターン
・減速比(1次★/2次):4.058/3.307(4.058/2.642)
・キャスター角(度)/トレール量(mm):26°30´/57(27°00´/78)
・タイヤ 前:70/100-14M/C 37P(80/90-17M/C 44P)
・タイヤ 後:80/100-14M/C 49P(80/90-17M/C 44P)
・ブレーキ形式 前/後:機械式リーディング・トレーリング
・懸架方式 前:テレスコピック式
・懸架方式 後:スイングアーム式
・フレーム形式:バックボーン
・価格:291,600円(334,800円)

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