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  • 2017/09/06
  • 遠藤正賢

新型日産リーフは150ps・32.6kgmモーター、40kWhバッテリー搭載で航続距離400km!!

「e-PEDAL(イーペダル)」と「プロパイロットパーキング」を初めて採用

新型日産リーフのフロントまわり
6月23日よりそのデビューが予告されていた新型2代目日産リーフが9月6日、ついにワールドプレミアの時を迎えた!
新型リーフのパワートレインおよびプラットフォーム

これまでのティザーキャンペーンでは一切明らかにされなかったパワートレインは、やはり大幅な進化を遂げていた。

モーターこそ先代に引き続きEM57型が搭載されるものの、高出力インバーターが新たに採用されることで、最高出力は109psから150psへ、最大トルクは25.9kgmから32.6kgmへ大幅にアップ。これに伴い、加速性能も大幅に引き上げられ、0-100km/h発進加速タイムは15%、60-100km/h中間加速タイムは30%短縮されたという。最高速度は140km/hだ。

ホイールベース間に搭載されるリチウムイオン式駆動用バッテリーも、24kWhまたは30kWhから40kWhへと大容量化されることで、JC08モードでの航続距離は228kmまたは280kmから400kmへと飛躍的に向上した。2010年12月にデビューした初代リーフの航続距離が当初200kmだったことを振り返ると、この7年間で航続距離が2倍に伸びたことになる。

なお、電極材の変更によって大電流で継続的に充電することが可能になり、新型リーフではバッテリー容量が大幅に増大したにもかかわらず、わずか40分で80%まで充電できるようになった。一方、3kW普通充電時の充電時間は16時間、6kW普通充電時の充電時間は8時間となっている。

センターコンソールに装着される「e-Pedal(イーペダル)」スイッチ

ノートe-POWERによってもたらされたワンペダルドライブの世界は、新型リーフでは「e-Pedal(イーペダル)」に生まれ変わり、さらなる進化を遂げている。

ノートe-POWERではアクセルOFFの際、モーターによる回生のみ行っているが、新型リーフの「e-Pedal(イーペダル)」は、特に滑りやすい路面では積極的にメカニカルブレーキを併用。四輪で安定した減速を行うことで、信号待ちや坂道、滑りやすい路面でも完全停止後に停止状態を保持し、ブレーキペダルを踏まずにアクセルペダルだけで走行することが可能になった。

これにより、アクセルOFF時の減速度は、一般的なガソリン車の0.05G、ノートe-POWERの0.15Gに対し、新型リーフは0.2Gにまで増大。ブレーキペダル踏み替え回数はノートe-POWERが従来の車両に対し7割減少させたとしていたところ、同条件下で新型リーフは9割も減少させている。

EVに求められる静粛性の高さも徹底的に強化されている。新型リーフではフロントガラスおよび後席、荷室周辺を中心に吸音・遮音・制振材を大幅に追加して、後席の会話明瞭度をアップ。前後席間で会話しやすくするとともに、100km/h走行時の騒音レベルをプレミアムセダンなみに引き下げたという。

エッジの立ったシャープなスタイルに生まれ変わった新型リーフのリヤまわり

東京モーターショー2015で初披露された「IDSコンセプト」

エクステリアは、ボディサイズこそ全長×全幅×全高は初代の4,445×1,770×1,550mmに対し4,480×1,790×1,540mm、ホイールベースは変わらず2,700mmとほぼ同等ながら、東京モーターショー2015で初披露された「IDSコンセプト」をルーツとした、低く構えたシャープかつスポーティで未来的なシルエットへ進化。

フロントにはエクストレイルなど近年の日産車と共通イメージのブーメラン型のランプシグニチャーやVモーショングエリルを与える一方、クリアブルーのフラッシュサーフェスグリルやリヤバンパーのブルーモールディングを装着して、日産のEVであることを明確に主張している。

開放感と機能性が高められた新型リーフのインテリア

初代のツインメーターから一般的なシングルメーターとなり、開放感と機能性が高められたインテリアは、シートやダッシュボード、ステアリングホイールなどにブルーのステッチを施しつつ、メーター内に7インチのフルカラーTFTディスプレイを装着。安全装備の作動状況やモーターの出力・回生状況、オーディオ・ナビの情報などをより分かりやすく表示する。なお、ナビは新たに、アップルカープレイとアンドロイドオートに対応した。

「プロパイロット」の作動イメージ

予防安全技術は、すでに発表されている通り、高速道路の単一車線でアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動的に制御する「プロパイロット」に加え、4つの広角カメラと12個のソナーで車両周囲を認識し、駐車開始から完了までアクセル、ブレーキ、ステアリングシフトチェンジ、パーキングブレーキを自動で制御する新技術「プロパイロットパーキング」を初めて設定。この「プロパイロットパーキング」では、後ろ向き駐車と縦列駐車だけではなく、前向き駐車も自動で行うことも可能としている。

「プロパイロットパーキング」の作動イメージ

そのほか、移動物検知機能付きインテリジェントAVM(アラウンドビューモニター)、インテリジェントルームミラー、進入禁止標識検知、LDW(車線逸脱警報)、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、踏み間違え衝突防止アシスト、後退時車両検知警報、後側方車両検知警報なども用意。高齢ドライバーに多い、踏み間違えや逆走などによる事故の未然防止にも対応した。

この新型リーフは日本の追浜工場、アメリカのスマーナ工場、イギリスのサンダーランド工場で生産され、日本では10月2日、アメリカでは12月、ヨーロッパでは2018年1月より販売が開始される。

そして2018年内には、出力をさらに高めたモーターを搭載するとともに航続距離も延長させたハイパフォーマンスモデルが追加される予定だ。

新型リーフの日本仕様は従来通り、安価なものから「S」「X」「G」の3グレード構成で、価格はそれぞれ3,150,360円、3,513,240円、3,990,600円。初代リーフの30kWhバッテリー搭載モデルはそれぞれ3,197,880円、3,648,240円、4,018,680円で、性能が大幅に進化したにもかかわらず全グレードにおいて価格が引き下げられている。なお、「プロパイロット」のオプション価格は162,000円、「プロパイロットパーキング」は同じく210,600円に設定された。

ほぼ全てが進化して生まれ変わった日産リーフ、その真価を公道で試せる時は近い。

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